トコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)の駆除は
最も難易度が高く
費用も高額になりがちです。
トコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)調査にお邪魔する時は
トコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)の生きた個体や
死骸・脱皮の抜け殻や血糞や卵を探すため
刺された部屋やトコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)を
見た部屋以外も全て調査させていただきます。
トコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)は
意外に足の速い虫なので
刺された部屋だけを駆除しても
他の部屋で繁殖されると
せっかくかけていただいた費用を
無駄にしてしまうからです。
トコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)被害が最も増えるのが
暑い夏の夜。
トコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)に刺されまくり
夏バテと不眠で被害に遭われたご家庭は
皆さま、消耗しきっています。
お部屋を拝見しながら
ヒアリングや説明をしていると
いつの間にか犯人探しが
始まってしまうことがあります。
トコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)の駆除は
2回の施工で完了することがほとんどですが
数年前、トコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)が
社員寮で発生し、その駆除をさせていただいた際
2回目の施工で訪問すると
最も個体数の多かった寮の部屋が空室になっていました。
会社の社長さんにお聴きすると
「あいつ、会社辞めちゃいました」
とのこと。
寮に住む社員さんのほとんどが
トコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)に苦しんでいたため
もっともトコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)の
個体数が多かった部屋の主が
犯人と目されて、いたたまれなくなって
しまったのかもしれません。
また、とあるご家庭では
ニューヨークへ語学留学していた娘さんが
帰国してから、ご家族が刺されだしたため
お父様が娘さんに
「だから俺は留学なんて反対したんだ」
と言ってしまい
娘さんが泣いてしまうということもありました。
そのため、調査や施工の際は
「絶対に犯人捜しはしないでください」
と、重ね重ね被害に遭われた皆様に
お伝えすることにしています。
たかがスイカの種くらいのサイズの害虫ですが
暑い夏の夜に全身を刺され
連日連夜、眠れない夜を過ごすというのは
相当なストレスです。
しかも蚊とは比較にならない痒みが
駆除しない限り、延々と続くのです。
そのため、原因を知りたくなる気持ちは理解できますが
犯人捜しの結果、虫が原因で、仕事を辞めてしまったり
深く傷ついてしまう方が出ることだけは
避けていただきたい。
トコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)は
いつ、どこで被害に遭っても、おかしくない
非常にありふれた害虫なのです。
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