トコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)駆除の依頼を
いただくことが急激に増えました。
一般家庭だけでなく、宿泊施設様からも
駆除の依頼を頂くことが多いのですが
トコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)の駆除は
非常に難しいのが現状です。
理由は、日本で大発生している
トコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)が
ピレスロイド系殺虫剤に耐性がある
スーパートコジラミ(スーパー南京虫/スーパーナンキンムシ)
だからです。
トコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)は
日本では完全に駆除された害虫でした。
しかし現在、日本で大発生している
トコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)は
中東やアフリカでピレスロイド系の殺虫剤を浴びまくった
スーパートコジラミ(スーパー南京虫/スーパーナンキンムシ)で
これをイラク戦争で出征したアメリカ兵が
アメリカに持ち帰り
(ブーツのソールの溝に潜伏という説が濃厚)
アメリカで大繁殖したと言われています。
アメリカでは衣料品店や宿泊施設が大打撃を受け
閉店や休業を余儀なくされていますが
今のところ決定的な駆除方法が確立されていません。
理由は、トコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)を
即死させる薬剤は
世界中のほとんどの国で
使用が禁止されているからです。
宿泊施設で依頼をいただくのは
海外からの観光客が多い宿泊施設。
一般家庭で依頼をいただいたご家庭にお邪魔して
お話を伺うと
「ニューヨークへ語学留学していた娘が
帰国してから痒みを感じ
ダニだと思ってバ●サンを焚いたら
家全体に広がってしまった」
「ネットで売るために
アメリカから輸入した古着を
家で保管していたら
いつの間にか大繁殖」
「リサイクルショップで買った
ソファーベッドを使い始めたら
部屋中で繁殖した」
という原因が明確な場合もあれば
中には、海外旅行もしていないし
輸入家具も古着も買っていないし
国内旅行もしてないのに
なぜか部屋でトコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)が
大繁殖というケースもあります。
トコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)は
目に見えるサイズの虫で
血糞という分かりやすいサインもありますが
↑トコジラミの血糞と卵
刺されてから痒みを感じるまでにタイムラグがあるため
虫刺されと気づきにくく
あまりの痒さに皮膚科に行くと
「ダニですね」
と言われて、バ●サンやダニ●ースを使ったものの
刺される回数がどんどん増え
結果的に煙から逃れた
トコジラミ(南京虫/ナンキンムシ)が
逃げた先の別の部屋でも繁殖
という悪循環が多いのです。
長くなりそうなので
続きはまた書かせていただきます。
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